
マスティハとは?生産地や、ユニークなその香り、食感など詳しくご紹介!
「“マスティハ”という言葉を今までに聞いた事がありますか?」
私がそう質問すると、全員が「聞いた事がない」と答えました。
(輸入を通して出会ったギリシャ通の方々は、もちろん別ですが)
今この記事を読んで下さっている方々のイメージとしては、今まで日本の小売店ではまず目にする事がなかった「謎の食べ物」、と言ったところでしょうか。
この記事では、”マスティハとは一体何なのか”を紹介していこうと思います。
▼マスティハとは一体何?ヒオス島って?
マスティハとは、マスティハの木から採取される天然の「樹脂」を指します。
さらに細かく紹介すると、エーゲ海に浮かぶギリシャの島、ヒオス島の南部で採取された物のみを「マスティハ」と呼ぶ事ができます。
たとえその他の地域で採取されたとしても、それをマスティハと呼ぶ事はできません。
世界には似たように樹脂の出る木は沢山ありますが、「マスティハ」はヒオス島南部に生息するピスタチア レンティスカス バー チア(Pistacia Lentiscus Var. Chia)という種類の木から、特別な方法で採取された天然の樹脂のみを指します。
世界で唯一の、とても貴重な樹脂です。
▼マスティハの香り・味・食感とは
①マスティハの香り
マスティハは天然の木の樹脂そのものです。
その為、初めて口にした時は驚くほどに木の香りが鼻を突き抜けるでしょう。
慣れてくると癖の強さは感じなくなってきますが、初めて口にする際は「木の香りがする事」をあらかじめ意識した上で召し上がる事をお勧めしています。
②マスティハの味
マスティハは甘かったり辛かったりといった味はありません。
苦くもありませんが、特にこれといった味はしないのが特徴です。
するのはとにかくユニークな木の香りです。
パクチーのように香りに癖のあるものは何でもとっつきにくい印象がありますが、慣れてくると言葉の通り「クセに」なります。
③マスティハの食感
マスティハは「マスティック・ガム」とも呼ばれ、樹脂そのものが硬めのガムのような食感をしています。
古代ギリシャの時代から、現地では食後のお口のリフレッシュとしてマスティハを噛む習慣があり、「人類初のチューイングガム」としての記録が残っています。
乾燥させた樹脂のため、最初のひと噛みは硬く乾燥した樹脂が口の中でクラッシュします。
氷砂糖を砕くようなイメージです。
その後、噛んでいくうちに少しずつまとまり、一つになります。
まとまるまでの間に歯にくっついてしまって食べにくいという方は、シュガーフリーのマスティハチューイングガムがお勧めです。
(マスティハそのものではなく、製造されたマスティハ入りのチューイングガムです)
日本で食べ慣れているガムと比べると固い食感が特徴的です。
固いものを食べなくなってきている現代の日本人は、こめかみや顎まわりが痛くなる心配があるかもしれませんが、とても良い顎の運動になります。
現地では成長期の子供に進んで噛ませているとの事です。
マスティハのまとめ
・マスティハは木の樹脂
・世界で唯一ギリシャのヒオス島南部でのみ採取される、貴重な樹脂
・味は特になく、木の香りが強い
・人類初のチューイングガムとして記録が残っている
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